アドリブ月誌

TOYO LIVING
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2017年5月(1)
2017年5月(2)

マルタの海の透明度は素晴らしいです。
でも、魚はあまりいないようです。
小魚くらいしか見たことがありません。

日本からの中古冷蔵車です。鮮魚と記して
ありますが、今は何を運んでいるのでしょうか。
観光客向けのレストランが多い地域なので
魚かもしれません。

     ※ 本ブログの画像転載、文章の転載を固くお断りいたします。

遠くて近いマルタ島                        17/5/17

 こんにちは、阿部秀之です。GWを挟んで3週間ほど、マルタ島へ行ってきました。
正式には、マルタ共和国といいます。高校の世界史の授業で出てきた、マルタ騎士団のマルタです。

 私もそうでしたが、地図で場所がわかる人は少ないと思います。長靴の形をしているイタリアのつま先から少し離れたところにある小さな島がマルタです。長い間イギリス領だったので、公用語がマルタ語と英語とイギリスの影響も強いのですが、今は近くのイタリアの影響を強く感じます。街で見かけるレストランの半分はイタリアンです。

 マルタ産のもので、日本人が知らぬうちに口にしているものにマグロがあります。マルタはマグロの養殖が盛んで、日本は最大のお得意様だそうです。マルタの海はとにかく綺麗です。中心部からクルマで30分も走れば、素晴らしく透明度の高い海が広がります。しかし、この海は不思議な海です。魚の姿がほとんど見えないのです。釣りをしている人もまれです。町には魚屋さんはありません。3週間
いて、1軒だけ見つけました。アジア人のお店でした。スーパーマーケットへ行っても鮮魚コーナーはなく、冷凍品のコーナーにわずかに並んでいる程度です。おそらく、マルタの人は魚を食べる習慣は
ないと思われます。

 マサシュロックという村があって、ガイドブックでは漁村と紹介されています。確かに、行ってみると漁船がたくさん停泊していますが、どれもボートのような小舟です。この船の小ささが、魚はあまり獲れないことを意味しています。港にはレストランが並んでいますが、どれも観光客用です。マグロの養殖はマルタの人が始めたのではなく、マルタでできると判断した日本の会社が主体になって行っているのでしょう。

 ところで、マルタでは日本車をよく見かけます。マルタは日本と同じ右ハンドルですから、都合がいいのがわかります。TOYOTAやNISSANもですが、ISUZUが目を引きます。ISUZUはやや特殊といえる、冷蔵車やクレーン車などです。でも、ほとんどが中古です。こういった車両は高価なので、中古の人気があるのも頷けます。日本を遠く離れたマルタ島で、第二の人生を過ごしているわけです。

 日本の社名がそのままだったり、有限会社〇〇といったシールを剥がした跡があったりするので苦笑してしまいます。マルタ島で日本人なら誰でも聞いたことがある「バックします。ご注意ください!」という甲高い女性の声を聞きました。ドライバーに「この車は日本語をしゃべるね」と言ったら、
「そうなんだよ」と笑っていました。あちこち旅行してきたつもりですが、まだまだ知らない国がありますね。

 今回もたくさんの写真を撮りました。また、カメラ誌や写真展などで見ていただけたらと思います。では、また来月!