201001|アドリブ月誌

TOYO LIVING
タイトル
2010年1月(1)
2010年1月(2)

コンデジの広角側で撮影。被写界深度が深く
パンフォーカスになっているのが特徴。
リコーCX2。

APS-Cサイズのイメージセンサーに
マクロレンズがセットになったユニットで撮影。
被写界深度が浅くボケが活かせるのが特徴。
リコーGXR。

※ 本ブログの画像転載、文章の転載を固くお断りいたします。

どちらがお好みですか?                      10/1/8

 新年おめでとうございます。阿部秀之です。元旦からもう1週間以上が過ぎてしまったので、おめでとうは遅いかもしれませんね。

さて、みなさんは、どんなお正月を過ごされましたか。私は、人に聞かれると寝正月だったと答えているのですが、本当はけっこう仕事をしていました。2月に本を出す予定があって、写真を撮ったり、原稿を書いたりしていたのです。この本のことは、また来月にお伝えしたいと思います。

話を戻しましょう。今年のお正月には、初めて重箱に詰められたおせち料理を買いました。特に理由があるわけではなく、見本の写真が綺麗だったので頼む気になったのです。箸をつける前に自分でも撮ることにしました。撮り方は、大きく分けると2種類あります。1つは被写界深度が深い広角側を使い、全体がシャープに再現される撮り方です。イメージセンサーが小さいほど被写界深度は深くなる特性があります。そのため、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)は被写界深度が深く、たいていこの表現になります。もう1つは、被写界深度を浅くできるマクロレンズで、絞りを開けて撮る方法です。イメージセンサーが大きいほど被写界深度は浅くなるので、APS-Cサイズのカメラで撮ると、コンデジよりずっと被写界深度の浅い写真になります。

みなさんは、この2枚だとどちらが好みですか。被写体がよくわかるのは、被写界深度が深い方で、雰囲気があるのは被写界深度が浅い方だと思われた方が多いかもしれません。

コンデジが普及するにつれて、被写界深度が深い写真が当たり前になってきました。きっとその反動でしょう。最近は、被写界深度が浅い写真に人気が出てきています。コンデジよりランクが上のカメラを買った人が、差別化のために被写界深度を浅くしたいと思って、それが定着してきたのかもしれません。デジタルが一般化して10年。今年はどんな年になるのでしょうか。では、また来月!