201007|アドリブ月誌

TOYO LIVING
タイトル
2010年7月

ヒマワリの写真は、絞り込んで隅々までシャープに再現したものが一般的です。
でも、この写真のように、ちょっとポヤポヤしているのが「いまふう」なのです。

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流行は、被写界深度の浅い写真                   10/7/12

 こんにちは、阿部秀之です。先月の「今年の夏は冷夏だろう」の予想に反して、暑い日が続いています。予想は外れても夏が暑いのは、良いことです。冷夏暖冬は過ごしやすいですが、消費が落ち込むので、景気は悪くなります。今の日本は、少しでも景気が良くなる方向にシフトしてもらわないと困りますね。

あと2週間もすると、関東は梅雨明けです。夏の日差しが待ち遠しいです。夏といえばヒマワリですね。といっても、ヒマワリはまだ咲いていないので、この写真は以前に撮ったものです。ただ、一般的なヒマワリの撮り方とは少し違います。画面の右側の花びらや、左側の背景がボケ気味なことです。ヒマワリは、夏の強い日差しの下で撮るので、絞りは自然に絞られて、被写界深度は深くなるのが普通です。ところがこの写真では、絞りは絞らずに、被写界深度を浅くしています。実は、被写界深度を浅くするのが、ここ1〜2年の流行なのです。

これまでは被写界深度を浅くするには、一眼レフでなければならなかったのですが、センサーにフォーサーズを採用したオリンパスやパナソニック、APS-Cサイズのセンサーを採用したリコーやソニーのライブビューカメラが登場し、被写界深度の浅い描写に人気が集まっているのです。被写界深度が深いコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)や携帯のカメラ機能に対する差別化といった側面もあります。特にカメラ女子のみなさんは、こういった描写が好きなようです。歌謡曲に流行があるように、写真にも流行があるわけです。面白いですね。では、また来月!