201508|アドリブ月誌

TOYO LIVING
タイトル
2015年8月(1)

夜8時。
いよいよ花魁道中のスタートです。
豪華な衣装に見とれてしまいます。

2015年8月(2)
2015年8月(3)

花魁は高さ25センチもある
黒塗りの高下駄をはき、約1時間半をかけて
すすきのの街を練り歩きます。

遊郭の女将さん役です。なかなか人気のある役で
僕の知り合いでも花魁ではなく
女将さんになりたいという人も多いです。

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すすきの祭りの花魁道中                       15/8/17

 こんにちは、阿部秀之です。お盆を過ぎて、少しは涼しくなったでしょうか。とはいえまだまだ暑いので、今月も札幌の話をしたいと思います。毎年8月の初旬にすすきの祭りが開催されます。大人気のYOSAKOIソーラン、ミュージシャンによるライブステージなどたくさんのイベントで盛り上がります。路面店の居酒屋さんは、どこも店の外にテーブルを出してビアガーデン風になります。短い札幌の夏を楽しむ人気のお祭りです。

 イベントの中でも特に人気があるのは、花魁(おいらん)道中です。以前に沖縄の遊郭の話を書いたことがありましたが、札幌にも遊郭があったのです。明治になって札幌の開拓が本格的になり、政府が募集した数千人の職人や職工が札幌にやってきました。街は旅籠や飲食店が立ち並んで活気に溢れましたが、それに拍車をかけるために用意されたのが「薄野遊郭」だったのです。

 遊女にはランクがあり花魁は頂点とされていますが、薄野遊郭には花魁が常駐していなかったので、品川から出張してもらっていたそうです。横浜から船で小樽に着いて札幌入りしたそうですから、大変な力の入れようです。それほど価値のある花魁です。花魁道中を行い派手に宣伝するのも納得できます。もっとも花魁にお客として認めてもらうには、財力だけでなく知性も必要だったといいます。なかなか願いは叶わなかったらしいです。

 そんな開拓時代を懐かしんでの花魁道中です。花魁は高さ25センチもある黒塗りの高下駄を履き、新造役の肩に手をかけて、ゆっくりゆっくり約1時間半をかけてすすきのの街を練り歩きます。花魁役は毎年2名で、すすきので働いている女性なら職業は問わず誰でも応募できます。クラブの女性が多いようですが、今年は1名は会社員でした。チャンスがあれば一度は見学してみることをおススメします。では、また来月!