球体時計ってご存じですか?
24/8/19
骨董市で出逢った大き目のガラスのボール。
中には時計が仕込まれています。龍頭が抜けているので
不動ですが、なかなかの存在感です。
裏面もガラスボールなので機械部がよく見えます。
密閉されたガラスの中に入っているのが面白いです。
よく考えたものだと感心します。
ネットを探して購入したスイスメイドのオメガ1882
クリスタルボールクロックです。ペンダントヘッドに
するような小さくて可愛らしいものです。
サイズが小さくなれば、中の機械部も小さくなり、
より精巧に見えてきます。
こんにちは、阿部秀之です。
週末は台風でしたね。お盆休みの最後で影響があった方も多いのではないでしょうか。今年は台風が少ないなと思っていたら、6日間に4つも発生しました。そして台風のコースも変わりました。これまでは日本海側から東北に抜けるのが一般的でしたが、太平洋側から日本海側に抜けました。これも異常気象のひとつなのでしょう。激しい雨があちこちで降りました。今後も線状降水帯の発生には気を付けたいです。
台風と同時に連日の猛暑に驚くとともにうんざりです。あちこち旅行するので気温が高い都市にも行ったことはあります。もう25年も前ですが、8月のスペインでヒマワリを撮る撮影ツアーに同行した時、気温が39度だったのを覚えています。その頃の日本でも36度ぐらいになる日はありましたが、ほんの数日です。それが日本各地で39度越えを記録し、関東甲信と東海などでは40度以上を観測しています。スペインは湿度は低いので、日陰に入れば暑さをしのげます。日本の湿度は上がる一方で不快指数も上がります。私は日本の亜熱帯化と呼んでいます。暑さで亡くなられた方も増えているようです。
このままだと日本は普通には住めなくなりそうです。諸外国も戦争などしている場合ではありません。世界的に温暖化対策をしなければならない時です。ひとまかせでなく、ひとりひとりが地球の温暖化阻止に取り組む時が来ていると思います。
さて、話題を変えましょう。東京のあまりの暑さに、6月に続いて7月も札幌に行ってきました。札幌も気温は上がりますが、昼間だけで朝夕は涼しいです。立ち寄った札幌ファクトリーで骨董市が開催されていました。北海道らしい民芸品の古道具から西洋のアンティーク品。骨董とはいえないような雑貨まで、さまざまなものがありました。
その中のひとつに、ちょうど手に収まるぐらいのガラスのボールがありました。持って見るとズシリと重みがあります。ガラスの奥には時計の文字盤が見えます。裏側はスケルトンで機械部分がよく見えます。なかなか綺麗で良い物のようです。カメラも好きですが、時計もかなり好きなのです。
ただ、ネジを巻いたり、時間を合わせる龍頭(りゅうず)が見あたりません。店主に聞くと「龍頭が抜けてしまって行方不明。不動なのでお安くします。」とのことでした。ネジが巻けないどころか針さえも動かせないと聞いてガッカリしました。ですが、ここに置いておいても買う人もいないだろうと可愛そうにもなりました。縁だと思って購入することにしました。お安くしますという言葉通りに安価だったので値切りませんでした。この時計は知り合いの時計屋さんに合う龍頭を探してもらうつもりです。
眺めているうちに、この時計に興味が湧いてきました。ネットで調べてみると、球体時計というジャンルであることがわかりました。多くのメーカーから様々な種類が作られていることがわかりました。ネット販売もされています。最もポピュラーで入手しやすかったのは、オメガの1882クリスタルボールクロックというものでした。それほど高価でもなかったので、程度の良さそうなものを購入してみました。届いたものは、最初に入手したものに比較すると十分の一くらいで、これはペンダントヘッドにするもののようです。大きければ大きいなりに。小さければ小さいなりに魅力があります。
もう歳なのでコロナ禍で時計のコレクションをかなり断捨離しました。それなのにまた新たな時計に興味を持ってしまうなんて困ったものです。ちょうど東洋リビングのオートクリーンドライLDー120CDS2(B)を導入したところです。人感センサーで庫内のLEDライトが点灯する機能が特長です。初めての収納は大小2個の球体時計になりました。時計も防湿庫に入れておくと文字盤や機械部分の劣化を防ぐことができます。LEDが点灯するとガラスボールが浮かび上がります。カッコよさに思わず悦に入ってしまいます。近いうちにみなさんにもお披露目したいです。
さて、あと2週間で9月。ちょっとは秋風が吹いて涼しくなってくれるといいのですが。では、また来月!