東洋リビング 全自動防湿庫(デシケーター)オートクリーンドライの説明

TOYO LIVING

オートクリーンドライ®の説明

オートクリーンドライ紹介画像

《オートクリーンドライ》は光触媒機構 電子ドライユニットを搭載しています。
吸湿作業(特許)で庫内の湿度を下げるだけでなく、ユニット内部に光触媒と可視光LEDを装着することにより、光触媒作用が連続して行われ、庫内をクリーンな状態に保ちます。

【主な保管例】

カメラ機材 庫内湿度は30〜50%RHがおすすめです。
カメラ本体やレンズなどのカビ発生やサビ防止に役立ちます。
貴金属・宝石 庫内湿度は30〜50%RHがおすすめです。
劣化防止・高輝度保持に役立ちます。
CD・DVD・フィルム 庫内湿度は40%RH前後がおすすめです。
データ消失・変質防止に役立ちます。
革製品 庫内湿度は30〜55%RHがおすすめです。
劣化・カビ防止に役立ちます。
写真・アルバム 庫内湿度は40〜55%RHがおすすめです。
変色・劣化防止に役立ちます。
卒業証書・資格認定書・賞状 庫内湿度は40〜55%RHがおすすめです。
変色・劣化防止に役立ちます。
骨董品・切手・コイン・紙幣 庫内湿度は40〜55%RHがおすすめです。
変色・害虫防止に役立ちます。
乾燥食品 庫内湿度は40%RH以下がおすすめです。
湿害による風味低下を防ぎ、開封後の鮮度保持します。例えば、海苔やスナック菓子はパリパリの状態をキープしたり、瓶入りスパイスが詰まって出てこないといった悩みも解消します。
3Dプリンター素材 庫内湿度は30〜50%RHがおすすめです。
吸湿防止・品質保持に役立ちます。

オートクリーンドライ®の特長

◆独自開発の高品質な日本製電子ドライユニット

◆独自開発の高品質な
日本製電子ドライユニット

《オートクリーンドライ》の電子ドライユニットには光触媒機構が内蔵されており、庫内の湿度を下げるだけでなく、光触媒機構により庫内のクリーンな状態に保ちます。

ご愛用いただいている多くのお客様からは「東洋リビングの防湿庫にして良かった」というお声をいただいたり、リピートでご購入いただくお客様も少なくありません。

  • 《オートクリーンドライ》は主要部品である電子ドライユニットを日本の自社工場で製造し、中国で筐体(ケース)内部に組み付けています。このため、電子ドライユニットは日本製で筐体(ケース)は中国製です。

◆安心のアフターサポート

品質には万全を期しておりますが、故障した場合は部品を保有しているかぎり、自社の日本工場にて修理対応いたします。

万が一故障した場合は、東洋リビング(TEL:045-841-5511)またはお問合せフォーム からお問合せください。

◆抜群の省エネ性能

《オートクリーンドライ》は省エネ設計のため、電気代を低く抑えられます。下のグラフは環境湿度60%RH30%RHに設定して連続運転したときの電気代です。1kWh=27円で計算してあります。


電子ドライユニットについて

◆除湿機能

湿度コントロールダイヤルで設定した湿度より庫内湿度が高くなると除湿運転を行います。庫内の湿度が設定した湿度以下になると除湿運転を停止し、再び設定湿度より高くなると除湿運転を再開します。除湿運転は下記@とAの動作を6時間毎に繰り返します。


電子ドライユニットの仕組み
電子ドライユニットの仕組み_除湿中
電子ドライユニットの仕組み_加熱再生中

◆クリーン機能

《オートクリーンドライ》の電子ドライユニットには独自開発の光触媒機構を搭載しています。光触媒機構は可視光LEDと光触媒を焼き付けたシートで構成されており、可視光LEDの光を照射された光触媒シートが強力な酸化力を発揮することで、シートに触れる空気をクリーンにします。光触媒のクリーン効果はカビ菌を含む有機物を分解・除去するだけでなく、空気中浮遊物質(ガス状の臭気)までも順次、分解・除去するため脱臭効果も期待できます。また、循環対流により庫内を低湿度でクリーンに保ちます。

◆電子ドライユニットの発明

電子ドライユニットの発明

防湿庫の心臓部である電子ドライユニットは東洋リビングが1974年に開発に成功した特許製品です。

発明のきっかけは、弊社の社長がお寿司屋さんのご主人から「海苔がすぐに湿気てしまうのですが、何か良い解決策はありませんか?」と相談されたことにあります。当時、冷蔵庫の開発に携わっていた経験もあり、湿度の高い日本で防湿庫があれば必ず人々の生活の役に立つと思い、電子ドライユニットの開発に取り組み、《オートドライ》の製品化に成功しました。

《オートクリーンドライ》ではその電子ドライユニットを更に進化させ、光触媒機構を組み込みました。除湿とクリーン作用の相乗効果で長期間安心して大切なものを保管していただけるように改良されています。

弊社は品質を最優先しているため、海外製より価格は高くなってしまいますが、創業以来、国内自社工場で電子ドライユニットを製造しております。長く安心してお使いいただけるように開発・改良を行い性能と耐久性を高め、お客様に喜んでいただける製品作りに励んでおります。

◆ペルチェ方式と乾燥剤方式の違い

ペルチェ方式と乾燥剤方式

防湿庫の除湿方法は、主にペルチェ方式と乾燥剤方式の2種類があります。(東洋リビングでは、すべての防湿庫で乾燥剤方式を採用しています。)

ペルチェ方式は、安価で設計・製造できるため、低価格の防湿庫でよく採用されています。

ペルチェ方式の防湿庫は、ペルチェモジュールという部品が庫内の空気を結露させ、結露させた水は庫外で自然乾燥させて除湿します。

除湿スピードが早いことがメリットですが、除湿する際に生じる結露水はペルチェモジュールの電気部品に侵入し、腐食を発生させることが多く、寿命の短い製品が多いです。

また、結露水が大量になると、自然乾燥が追いつかず、水滴となって庫外に漏れ出すこともあります。下の写真はペルチェ式の防湿庫から水滴が漏れ出す状況を実験室で再現したものです。

高い湿度の環境条件(温度23℃・湿度60%RH)でペルチェ式の防湿庫(他社製)の扉を開けた状態にして、設定湿度を40%RHにして運転を開始しました。

ペルチェモジュールに付いた氷の塊

24時間後にペルチェ式のユニット部のカバーを外した様子です。ヒートシンクに付いた水がペルチェモジュールによって冷やされ続け、氷の塊となってしまいました。

ペルチェ式のユニットから漏れ出した水

その後、ユニットの電源をOFFにしたユニット部(背面)の様子です。ヒートシンクの氷が解け出しましたが、ユニット内部のスポンジで吸収しきれずに、背面から水が漏れ出してしまいました。

弊社では長期間安心してご使用いただけるように、すべての防湿庫で乾燥剤方式を採用しています。

乾燥剤は高性能なゼオライトというものを使っています。庫内の湿気を乾燥剤に吸着させ、吸着した水分は加熱して、庫外に出して除湿しています。

空気を結露させることがないため、電気部品が腐食することはなく、高い耐久性を実現しています。また、上記のような製品から水が漏れ出すような現象は決して発生しません。

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